五歳の子どもに取り憑いた霊

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船で遭難した船長のお祖父さんと十一人の乗組員の霊が、五歳の孫について、生死の境をさまよった

 

秋のことです。

 

 

ぜんそくの持病のあった五歳の子どもが、風邪で肺炎を併発して入院してしまいました。

 

 

入院して二週間が経ちましたが一向に良くならず、三週間目に入る頃には下痢はする、吐くはで逆に悪くなるばかりです。

 

 

点滴でどうやら持ちこたえているという状態でした。

 

 

医者も原因をつかめず、サジを投げていました。

 

 

その子のお父さんはクーラーなどを取り付ける空調関係の仕事をしている人です。

 

 

たまたま私の家にクーラーを取り付けに来て、息子の病気を話したのでした。

 

 

その話を耳にした時、私はピンときました。

 

 

憑依霊に違いないと確信したのでした。

 

 

私ははっきりと言いました。

 

 

『このまま、病院に入れておけば殺す羽目になりかねないですよ。
息子さんにはおそらく霊が憑依しているんです。
この子にすがって来る霊が憑いているから、薬が効かないのではないでしょうか。
私のところに、すぐに連れて来られませんか』

 

 

この日は土曜日でした。

 

 

十時か十一時ごろだったと思います。

 

 

急がないと日曜日になってしまい、病気がそれだけ悪化することになります。

 

 

お父さんは、最初、私の言うことをまったく信じませんでした。

 

 

『なんと馬鹿なことを…』

 

 

という顔をしていました。

 

 

入院三週間、容態は変わらず、お父さんは私のところへ子どもを連れて来た

 

このときは原因が分からず、病院に居ても痩せ衰えていくばかりの小さな息子を、なんとしてでも助けたいと、藁にも縋る思いだったのでしょう。

 

 

お父さんは私のところへ子どもを連れて来ました。

 

 

早速、その子を透視しますと、救命ボートが見えました。

 

 

私は、子どものそばで不安そうに正座しているお父さんに聞きました。

 

 

『海で亡くなった人が近い身内にいますね。
お祖父さんかしら。
でも、亡くなったのは一人じゃないですね。
十二人です。十二人遭難しましたね』

 

 

『ええっ?』

 

 

お父さんはびっくりして声を出すことも出来ません。

 

 

真実だったのです。

 

 

私は、もう一つ聞きたいのだけれど、と前置きして、

 

 

『ゴムボート、今、車の中に持っているでしょう』

 

 

と、言いました。

 

 

『えっ?持ってますよ。どうしてわかるのかな。
来る途中、お得意さんから、息子への見舞いだってもらったんです。』

 

 

霊のことなど、まったく信じたことのなかったお父さんは、その透視のよって、びっくりしてしまい、それからは私を信じるようになりました。

 

 

死人のような目がパッチリ、数日で元気になった

 

船長だったお祖父さんの霊ばかりか、十一人の乗組員の霊が五歳の男の子に憑いていたため、その子の目は、死人のようにトロンとしていました。

 

 

まず、私はお祖父さんとその他十一体の霊を浄化しました。

 

 

さらに、左右の肩甲骨の中間がもりあがっていたので、それを矯正しました。

 

 

浄化をすると、トロンとしていた目は、パッチリとし、表情が生き生きしていました。

 

 

『今日はおかゆを食べさせてあげて下さい』

 

 

といって、一回目は帰しました。

 

 

翌日、第二回目にも更に浄化をし同じことを繰り返しました。

 

 

すると、外で遊ぶしアイスクリームやおうどんを食べて、普通の状態とまったく変わりが無くなったのです。

 

 

昨日の衰弱状態が信じられないほど、元気になりました。

 

 

そして三回目に来た時には、

 

 

『幼稚園に行きたいと言っているのですが、いいのでしょうか?』

 

 

と、お父さんが回復の早さに戸惑っているという感じでした。

 

 

『本人の魂が喜んでいることだから、そうしてあげるのが一番よ。
もう、なにを食べさせてもいいし、したいようにしていいのよ』

 

 

私は、太鼓判を押してやりました。

 

 

それからは、行きたがらなかった幼稚園にも、自分から行くようになり、友達も好き嫌いのあった子でしたが、誰とでも遊べる人気者になったのです。

 

 

顔の表情も豊かになり、行動も積極的になりました。

 

 

憑いていた霊を取り除く除霊だけでは完治しません。

 

 

浄化してはじめて良くなっていくのです。

 

 

この子は三回の浄化で完治しました。

 

 

浄化によって体は不思議に良くなりましたので、病院に入院している事も要らないので即刻病院を退院させました。

 

 

その時病院では何の治療をしたわけではなく、良くなったことにとても不思議がったそうです。

 

 

あれよあれよというまに元気になった子供は何事もなかったかのように、楽しく遊ぶようになりました。

 

 

この船で遭難したお祖父ちゃん達の救われた魂達は寒い大シケの中での遭難によるもがきが、三代先のこのひ孫に縋ったことによって、病気の熱の出し方も不思議な出し方なので、

 

 

どんな大きな病気でもなす術がなかったのは遭難したひいお祖父ちゃんや船員さん達の遭難という辛い波との戦いでの命を落としたことを訴えてきてくれていたのです。

 

 

お父さんが空調の仕事としてきた辺りが、ひいお祖父ちゃん達の命日が近づいていたときのことでした。

 

 

早速にこの家庭ではひいお祖父ちゃんや船員さん達を供養してあげたそうでございます。

 

 

このひ孫さんはそれからはとても元気で過ごされていました。

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