前世の記憶で京都に移り住んだ女性

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現世よりも前世の生き方の形がはっきり映った

 

 

茶道を習っている女性のお話です。平成五年、京都の茶道の家元から、住み込みでお手伝いに来てほしいという依頼があったとのことでした。

 

半ば心は決めていたようなのですが、私のところに相談に来ました。

 

透視をしましたら、なんと現世の姿ではなく、京都で暮らしている前世の姿が私に映ったのです。

 

私は『あなたは京都にずっと住む人ですね』と言いました。

 

現世よりも前世の生き方の形がはっきり映るということはとてもまれですが、この方の魂は現世、生まれ育った地よりも、前世で暮らしていた地のほうがしっくりくると伝えていたのです。

 

本人はあまりピンとこなかったようですが、結果的にはこの年、京都へ旅立ちました。

 

京都へ行ってからの生活は、朝から晩まで働き詰めの毎日でした。

 

四年の月日が経った頃には身も心も疲れ果ててしまい、生まれた故郷にいったん戻ってきました。

 

その後も京都の家元からは、もう一度戻ってきてほしいという依頼が何度もありましたが、そのたびに断っていました。

 

ある日、この方のお姉さんが妹さんを浄化しに私のもとへ来ました。

 

 

そのときも私に映るのは、やはり京都にいる姿でした。

 

 

『実は前世はお嬢様で、華々しく暮らしていたので、家の中のことやお弟子さんのことまで、先生のすべてを扱う現世の仕事が楽ではなくていやなのでしょう。でも、どうしても京都にはいるのよねえ』
と、お姉さんに伝えました。

 

 

 京都を求める前世の思いが女性を動かした

 

 

この女性のお母さんが亡くなった年、また京都からお誘いがかかりました。

 

故郷に帰ってから六年もたった平成十五年のことでした。

 

京都の家元は他のだれよりもこの女性には一番安心して仕事を任せられたということもあり、何度も何度も誘うのでした。

 

再び私のもとへ来て浄化したときに、彼女にはこう伝えました。

 

『どんなにあなたが生まれた土地を離れたくなくても、あなたの魂が京都に呼んでいるのよ、仕事は辛くても、あなたの魂が、生きていく場所に前世と同じ場所を求めているのよ。
きっと仕事をして暮らしているうちに、魂も体もしっくりきて納得する日が来るはずよ、元気で働けるうちに行きなさい、大丈夫だから』と。

 

彼女は私の言葉を信じ、もう一度京都へ行きました。

 

そして茶道の家元の先生の一切を引き受けて、なくてはならない存在となったのです。

 

 

魂は前世での記憶が強く、京都での雅な生活を強く求めていたのでしょう。

 

その魂に従った彼女はすっかり京都になじみ、今では一生京都で過ごすと言っています。

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