神によって伝えられた姉妹の思い

▼シェアボタンで友達に送る

 

 

実際に起こった悲しい事件

 

青森ののどかな田舎で、七十年から八十年も前に、実際に起こった悲しい事件のたたりが、当時の事件関係の子孫に現れたという話です。

 

 

話は、おばあさんから孫へと伝えられ、村人のほとんどが知っています。

 

 

その村は、とても貧しい村でした。

 

 

飢きん続きで三度の食事も腹いっぱい食べることができず、誰もが顔をあわせると毎年の不作を嘆くばかりでした。

 

 

そんなとき、どこから流れ着いたのか、九歳と六歳の二人の姉妹が村にやって来ました。

 

 

とても仲のよい姉妹でした。

 

 

二人は空腹に耐えかね、畑にあった大根を食べてしまったのです。

 

 

運の悪いことにその大根は、翌年まく種にするため、村人たちが大切に残していたものだったのです。

 

 

村人たちは怒りました。

 

 

四、五人がかりで二人の姉妹を大きな杉の木の枝に吊るして罰を与えました、

 

 

そして、ぐったりしながらも息が残っている二人を、村のはずれの人里離れた寂しい荒れ地に、穴を掘って生き埋めにしてしまったのでした。

 

 

殺された姉妹の霊ではなく、神が村人に罰を与えた

 

この昔話をしていた四十歳代の主婦が、私のところへ来て、どうもこの話が最近になって気に掛って仕方がないというのです。

 

 

その事件に関わった家々の身代が次から次へと滅びてしまい、残っているのは自分の家だけになってしまって、不安だということでした。

 

 

『近いうちに、きっと私の家にも災難が襲ってくるに違いないので、ぜひ、今のうちに、なんとか浄化してもらえないでしょうか』と頼み込まれ、私は透視してみました。

 

 

透視してみると、穴に埋められた二人は、母を失って身寄りもなくなり、その村にたどり着いたのでした。

 

 

そして、畑の大根をむさぼり食べているところを村人たちに見つかったのです。

 

 

二人は私に言いました。

 

 

『生き埋めになっても、これで安心して眠れる、母ちゃんのところへ行けると思ったから、誰も恨んでいないのよ』と。

 

 

やさしい心をもった姉妹でした。

 

 

事件に関係する子孫が、次々と身代をつぶしたり、大きな事故に遭ったり、早死にしたりして家が途絶えたのは、神が村人たちに罰を与えたからでした。

 

 

姉妹は無垢のまま、誰も恨まないで死にました。

 

 

母の娘たちを思う心と姉妹の美しい心が神に通じて、神が采配を振るったのです。

 

 

姉妹を慰めて浄化したら、平和な村になった

 

私は、生き埋めになっていたままの姉妹を穴の中から引き出し、申し訳なかったと謝りました。

 

 

そして、二人が会いたがっていた母親にも会わせてあげ、浄化しました。

 

 

それ以来、相談者には良いことばかり起こっています。

 

 

険悪だった夫婦の仲も良くなりました。

 

 

夢にうなされることもなくなりました。

 

 

相談者には二人の妹がいますが、浄化した姉妹のように仲がよく、姉は離婚した妹の子どもたちを引き取り、自分の子どもたちと一緒に育てました。

 

 

そんな事件があった小さな村は、今はのどかで平和です。

▼シェアボタンで友達に送る