お祓いとは

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お祓いのイメージ

『お祓い』と聞いて皆さんが想像するのは神社に行ってご祈祷を頼むと、神主さんが出て来て祝詞(のりと)を拝んでくれる、とこんな風景ではないでしょうか。

 

 

小説や漫画、映画などの超能力的なものを想像する方もいるのではないでしょうか。

 

 

つまり、『お祓い』には日常とは少しかけ離れた特別なこと、というイメージがあるのかもしれません。

 

 

しかし、本当の意味での『お祓い』というのは、きれいにする行為、『不浄』を払うという行為なのです。

 

 

お部屋を掃除するのと同じ、お部屋の埃をとってあげるように心や身体についた『不浄』をきれいにすることなのです。

 

 

そう考えると、決して難しいものでもないし特別な行為でもないのです。

 

 

誰にでも出来るし、いつでも出来ます。

 

 

必要なのはきれいな状態を保ち続けたい、という気持ちだけです。

 

 

ただし、自分では簡単には出来ないのもたしかです。

 

 

お祓いも、突き詰めれば奥が深い神秘の世界なのです。

 

 

『お祓い』と『おまじない』

では、お祓いと似た言葉に『おまじない』というのがあります。

 

 

お祓いとおなじないは同じ意味なのでしょうか?

 

 

また、ご祈祷をお願いする時に、神社とお寺では呼び方が違います。

 

 

例えば、神社では、『厄払い』、お寺では『厄除け』。

 

 

このようにお祓いににた言葉や行為は様々です。

 

 

実際同じことなのでしょうか。

 

 

歴史的な流れを説明すると長くなりますが簡単に説明すると、お祓いは陰陽道が専門としていたものが、『神道』『仏教』『道教』が混ざり、科学的側面をもちつつも、生まれて来たのですが、突き詰めていくと日本の宗教観の根本にまで行ってしまうのが『お祓い』です。

 

 

『お祓い』は穢れ(汚れ)清めるため

では話を『お祓い』に戻しましょう。

 

 

最初にも述べましたが、『お祓い』は実に簡単なこと。

 

 

いわゆる『払う』という言葉の意味とほぼ一緒だと思って下さい。

 

 

つまり、余計なもの、邪魔・不要・無益なものなどを、取り除く、除去する、振り払う行為。

 

 

お祓いは穢れ(汚れ)を清めるための行為なのです。

 

 

『浄化』と同じです。

 

 

まさに色々な不要なもの、邪魔なもの、害をなすものをきれいにしていきます。

 

 

お正月に初詣をしない人は少ないと思います。

 

 

この行為もひとつの『お祓い』の行為なのです。

 

 

『お祓い』は日本人の歴史上、文化や宗教的観点からも、もっとも身近なことなのかもしれません。

 

 

お金を『払う』ことも『お祓い』

財物を差し出す行為は贖い(罪や過ちの償いをすること。また、そのために差し出すもの、つぐない)に通じていて、知らずに犯してきてしまった罪を清める行為だと考えられています。

 

 

神社でのお賽銭もそのひとつですが、もっと簡単な『お祓い』は、人に奢ることだとも言われています。

 

 

祝い事や行事などで、屋根から餅や小銭を投げつける光景をみたことがあると思いますが、あれはとても良い『お祓い』の方法で、厄を細かくして投げ捨てているのです。

 

 

この『お祓い』の面白いところは、それを拾った人は厄をもらってしまうのではなく、拾った側にとっては『福』に転じるというところです。

 

 

福と厄は表裏一体

 

 

福は厄の裏面という側面をもっています。

 

 

つまり他人を幸せにすることが『お祓い』になるとも考えられています。

 

 

だれかに食事を御馳走したりするのも、自分の厄を他人の福に転じる行為なので、ちゃんと『お祓い』になるのです。

 

 

お賽銭も同じことです。

 

 

祓い捨てた厄を神仏に預かって頂くという意味があるのです。

 

 

『お祓い』というのは自分自身から行動を起こすことによって、いつでも出来る積極的な行為なのです。

 

 

一方、お寺の場合は『お祓い』ではなく『厄除け』などと言いますが、これは『お祓い』よりもやや消極的な行為かも知れません。

 

 

悪いものを祓っていく行為とは反対に、『除ける』、防御するといった意味合いです。

 

 

『お祓い』はただの迷信ではない

『お祓い』とは自分をきれいにする行為。

 

 

不浄なもの邪悪なもの、過去の罪などをきれいにすること。

 

 

つまり、この行為自体は自分を純粋な状態に持っていくことなので、本来、この『お祓い』で運があがるということはないのです。

 

 

しかし、この不浄なものから解放され、心の抱えているものを祓い捨てて解放されたら、自分自身の魂はきっと喜び元気になるはずです。

 

 

普通に考えてみて下さい、自分が汚れていたり、汚い格好していたら、気分も沈むし何もしたくならないし、どこへも行きたいと思わないと思います。

 

 

心も同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 

きれいに掃除された心は、行動する元気を与えてくれ、あなたを行動的にしてくれます。

 

 

そして、きれいになった自分を素晴らしいところへと導いてくれます。

 

 

つまり、結果的には『運はあがっていく』ということなのです。

 

 

様々な行事への意味には、日本人である我々の感性、文化、自然観、神仏への畏怖(いふ)が詰まっているのです。

 

 

ひとつひとつをひもといて、過去を知り、今の自分を浄化し、素晴らしい未来へと向かっていけばいいのです。

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